クオーレの施術の一番の特徴は、体のもっとも重要と言える経絡である督脈と任脈を推し流して解すために、オイルの滑る利点を用い、台湾推拿(すいな)の手技を施すことです。
督脈は背中側の真ん中の縦ラインの経絡で、陽系のエネルギーを制御します。任脈はお腹側の真ん中の縦ラインで、陰系のエネルギーを制御します。この2経絡は、いわば都市における中央環状線のように、重要で不可欠な役割となっています。
クオーレでは、この2経絡上の滞りをほぐし、エネルギーが芯(クオーレ)からスムーズに流れだすように施術します。体が芯からポカポカ解れて流れ出し、気持ち良いですよ。
肩や首、腰、といった、お客様の気になる箇所ももちろん揉みほぐしますが、環状線が止まっているのに他ばかりほぐしても、渋滞するばかりです。ですから、どのお客様も、まずは督脈と任脈の流れは整えさせていただきたい。そのために、90分の全身アロマトリートメントを基本とさせていただいております。
督脈任脈の流れがスムーズになると、エネルギーが体の各所に届きやすくなります。クオーレでは、この流れをさらに助けるよう、体の末端に注目しています。特に、いた気持ち良い中国式足つぼで足をあたため、督脈、任脈からのエネルギーの流れが下半身の足先までスムーズに届くように促すことで、全身の血流が効率よく整うよう、促しています。
手も耳も、体の端です。手と耳をほぐすと、特に上半身への働きかけが出来ます。
反射区療法として、足には体の全身が投影されていると有名ですが、実は手も耳も同じく、全身が投影されていると考えられる反射区療法とも考えられています。耳は特に消化器系に強く、手は特に睡眠の質向上に向いています。足にはおもしろいほど全身の様子が現れますし、いた気持ち良い程度に老廃物をゴリゴリ流すと、本当に全身スッキリ軽く感じます。
そういった反射区療法からの面は踏まえて施術しますが、それ以前に、全身の流れをスムーズにするために足、手、耳の施術を取り入れています。
こうして、督脈任脈の流れを整え、そのエネルギーを下半身、上半身の隅々まで届けるよう組み立てられた施術が、クオーレの中国式アロマトリートメントです。
また、クオーレでは、デコルテや脇へのアプローチも大切にしています。
ほとんどのお客様は、肩こりも気にしていらっしゃいます。そこで、肩もほぐさせていただくのですが。
コリや痛みが気になる背中面は、突っ張っています。突っ張りは、押しても緩みません。じつは縮んでいて、リラックスさせたい方は、体の前面、デコルテです。そして、背中面が突っ張って、肩関節が前に巻くのですが、それを後ろに戻すには、脇からほぐす必要があります。ですからクオーレでは、肩のみ、といった短いコースではなく、督脈任脈、足、手、耳に加え、デコルテ、脇を必ずほぐし、そこにお客様の気になる箇所へのアプローチを足すことが必要と考え、90分全身アロマトリートメントを基本のコースとして設定させていただいております。